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勝ち馬を見抜く競馬予想術

競馬の予想がよく分からない、的中するにはどうすればいいのか?勝ち馬探しのちょっとしたコツを書き綴っていこうかと。

新着情報
憶えたからといって、確実に馬券に結びつくのかといえばそうでもない。
しかし知らなければ、競走馬の本質を理解することはまず出来ない。
先人の研究成果は、どれひとつとして完全に立証され確立したものはない。
しかしそれでも辿っていくと、その特性と継承を見出すことができる。


競走馬を見るうえで無くてはならないものであり、多分一番学問のように研究されているもの、
それが血統です。

今回はその血統について話を進めていきます。

新聞で競走馬の馬名を見たときに必ず、次の3頭の名前が父方と母方が両端に分けられて記載されています。
大半の新聞は左に父方、右に母方になると思います。
馬柱が横表記の場合は上が父方、下が母方になると思います。

父~(例:父サンデーサイレンス)
種牡馬、父馬のこと。
血統を考える時、父馬を中心として見ていくことが基本になってくると思います。
父親が同じ場合、その仔は年齢に関係なくまとめて産駒と呼びます。(サンデーサイレンス産駒)
父から父父~父父父~父父父父~父父父父父と直系の父系に焦点を当てて見ることがあります。
これをサイアーラインといい参考にされる方も多いです。

母~(例:母エアグルーブ)
繁殖牝馬、母馬のこと。
馬柱には必ず記述されますが、テレビなどで解説されることは、よほど有名な牝馬で無い限りありません
血統を考える時でも、その母馬自体をクローズアップして見ることは稀です。
母親が同じ場合は、父のように産駒とは言わず、兄弟姉妹の関係とします。
何故そうなるのかと言いますと、父馬は多い場合年間100頭以上の仔が生まれますが、
母馬からは基本的に年一頭の仔しか生まれないということがその理由となります。
また、母親の姉妹から生まれた仔は、いとこの関係として近親の関係となります。
同じように、母親の兄弟姉妹は叔父叔母の関係なり近親の関係になります。
母から母母~母母母~母母母母~母母母母母と直系の母系に焦点を当てて見たものをファミリーラインと言います。
しかしサイアーラインと違いこの考え方は、よほど血統の詳しい人や、すごく詳しい血統の解説でもなければ、用いられることはありません。

母父~(例:母父トニービン)
ブルードメアサイアー、母馬の父馬のこと。
母馬を見るときは、間違いなくこの母父のほうを基本に考えられます。
父馬と同じとは言わないまでも相当に重要視され「父~、母父~。」称されて説明することがほとんどだと思います。
場合によっては母父のサイアーラインも参考にする人もいます。
余談ですが、母父の表記は必ずありますが、現在父父の表記はまずお目にかかることはないと思います。

馬柱の情報で父、母、母父の馬から見るもの適正距離です。
それは必ず父と母父に対してのものが記載してあります。
もし、血統について詳しくない、また現在勉強中ならば、予想に使い続けている新聞の適性距離で考えて予想してください。
その理由は、本格的に血統を予想に取り入れるのであれば、スタミナや気性などいろいろなモノを考慮するのですが、新聞の紙面上からでは適正距離以外の情報を読み取ることは出来ません
血統を重視したいのでしたら、ある程度憶えてからのほうがいいと私は思います。

また、どのファクターの場合でもそうなのですが、同じファクターを複数の情報を利用して予想をしてしまうと、若干の違いがあった場合、情報に惑わされてしまうことが多く、一貫性がなくなってしまいます。ですので使い慣れている一紙で検討してください

今後、血統を調べることをせず、新聞に載っている血統のみで予想するという方は、それで全然問題ありません。むしろ中途半端な知識でおかしくなるよりは良いと思います。
ただし最初に言ったように、血統を知らなければ、競馬の本質を理解することはまず出来ないでしょう。
次回以降はもう少し血統の奥に踏み込んで、血統で覚えておくこや適正距離の分け方を書いていこうと思います。

追記
実際は上記以外にもファミリーナンバーや掛け併せ方のインブリード、アウトブリード、ニックス等々、血統に関しての事柄はあるのですが、ここでは割愛いたします。
理由としては、これ以上血統を重要視して考える場合、研究の域になるかと思います。
すぐにでも知りたい方はインターネットで調べるか、血統について詳しく書いている書籍を購入されたほうが最良の選択だと思います


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「この馬には菊花賞は無理」とか「桜花賞よりはオークス向き」等という台詞。
クラシック戦線でよく聞かれるかと思います。

戦績を重ねた古馬なら、近走や距離実績からある程度明確に距離適性が把握できます。
しかし、現状では菊花賞やオークスの前に該当距離を走ることがないため、実績データとして存在しません。
それでも、その距離を走れる!走れない!と、メディアや評論家はもちろん、競馬をする人のほとんどが評価を下すわけです。
その評価の基準は「馬体」と「血統」から判断するのですが・・・

以前に「コース・距離実績は忘れてないか?」のところで距離適正は「体型や血統で概ね決まってくる」と軽く触れました。
本来なら馬の体型と血統の両面から判断するのがベターな方法だと思います。しかし、事前にレースに出る全ての馬を見ることは競馬関係者であってもかなり無理があると思います。
そのためにパドックがあるわけですが、これでは直前にしか見ることができませんし、時間のない人にはそれも叶わぬことでしょう。
しかし、馬が見られなくても、戦績データがなくても、血統というファクターでなら、書籍やネットで事前に調べることができますし、目安程度でよいのなら、新聞紙面上の馬柱から推測することも可能です。

前回の「たかが血統、されど血統」
馬柱の情報で父、母、母父の馬から見るものは適正距離」で
必ず父と母父に対してのものが記載」され
新聞の紙面上からでは適正距離以外の情報を読み取ることは出来ません。」
と書きました。

父、母、母父の名前の付近に適性距離が

短・短中・中・中長・長(競馬ブック系)または短・中・万・長(競馬エイト系)
と書かれています。(これ以外の方々すみませんm○m)

基本的には、父または母父の活躍した距離を対して、産駒の活躍を加味した判断で、ブック系の場合は産駒の勝ち鞍の平均距離、エイト系の場合は産駒のG1・重賞勝ち実績からそれぞれ決定しているものと考えています。

内訳
注釈:この分類は各社の正式な発表ではなく、私が日本の競馬といろいろな距離の分類等と照らし合わせて、自分なりに適当に分けたものです。なので、絶対なものではありません。

ブック系
・短:短距離スプリント
 適距離:1000~1400m カバーできる範囲:1000~1600m
・短中:短・中距離マイル
 適距離:1400~1800m カバーできる範囲:1400~2000m
・中:中距離ミドルディスタンス
 適距離:1600~2000m カバーできる範囲:1600~2200m
・中長:中・長距離クラシックディスタンス
 適距離:2000~2400m カバーできる範囲:2000~2800m
・長:長距離ステイヤーの活躍できる距離
 適距離:2500m~以上 カバーできる範囲:2400m~3000m以上

エイト系
・短:短距離、スプリント~マイル
 適距離:1000~1600m
・中:中距離、マイル~ミドルディスタンス~クラシックディスタンス
 適距離:1600~2400m
・長:長距離、クラシックディスタンス~ステイヤー距離
 適距離:2400m以上
・万:万能血統
 産駒の距離成績が広範囲に渡って良績を残した場合に付けられる
(例:1600~3000m、1200~3200m等。1200~2000mだと多分中距離馬として分類されると思います。)
これで、新聞の血統を見て距離は当てはめることが出来ます。

問題は父と母父の2つがあり、それをどう見るかということです。
多分この方法も昔からあるように思いますが、私が行っている適当な方法を書いておきます。

方法は、父の血を基準として、母父の血でスピードに寄るか持久力(スタミナ)に寄るかを判断します
本来、血統から推し量られるものには、スピード持久力(スタミナ)パワーの3つがあります(理論によってはその限りではありません)。
しかし、今回はパワーは割愛いたします。理由としてパワーは距離に対して適性判断というよりは、馬場状態や馬場適正を意味合いが強いと考えています(力馬、馬力のある馬と言うのはパワーを兼ね備えた馬を指します)。そしてパワーに関しての事柄を新聞紙面上から窺い知ることにはやはり無理があります

大半の競走馬はスピードと持久力は反比例するか、兼ね備えたとしてもある程度のレベルで止まってしまいます
その両方をバランスよく高いレベルで備なえた馬は「強い馬」「最強馬」などと呼ばれることになるでしょう。
しかし、短距離馬や快速馬と呼ばれるタイプはスピードはあっても持久力に欠け、逆にステイヤータイプは持久力を多く備えていますがスピードに欠けます。これを利用して推測します。

をあげると、父が中距離馬の表記で母父が短・中距離馬の表記の場合だと、
「適距離は1600~2000m前後で少しスピードが勝つタイプかな?距離延長はあまり好ましくなさそうだ。」
という具合に判断します。
また、適正距離が両方とも同じであれば、その適正距離に対しては最適だと見ることができる代わりに、それ以外の距離に対しての融通はあまり利くタイプではないと見ることも出来ます。

これらは、あくまでも目安という感じで考えてください。
実際に血統を研究し予想を立てている人からすると、しょぼくて恥ずかしいものではありますが、こんなのでも結構いい線はいくんですよ?^^;
しかし、これではやはり不安という方は、血統について詳しく書いてある書籍か、インターネットでお調べになることを強くオススメします

次回はこの父や母父のある種の基準であり流行廃りでもあるサイアーとブルードメアサイアーについて触れたいと思います。



もう少し込み入って血統を知りたい方や、判断の仕方が分かりづらいといわれる方すぐにでも活用したい方のために、ひとつ良いサイトを紹介いたします。

【血統フェスティバル】blog

こちらのブログはその週のメインレースを、血統から見た距離や馬場の適正を的確な解説をされています。また各開催日の前日に各レースの新聞風出馬表(PDF)も掲載してくれます。経歴も長く有名なブログで過去データや内容の充実度は折り紙つきです。


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前回「新聞の血統から見る適距離」で私なりの見方、新聞に記載されている父と母父の距離適正の見方と推察の方法を書きました。
そしてこの父と母父にある種の基準があり、流行廃りもあると述べました。
今回はそこをに焦点を置いて話を進めていきます。

」と「母父」にはそれぞれランキングがあります。このランクは「父」、「母父」各馬の血を引いている競走馬の入着賞金の順で決まります。ある種の基準というのはこの順位を指します。
父の場合はリーディングサイアー(略称:LS)といい、種牡馬の賞金ランキングになります。種牡馬単体を差す場合にサイアーという単語だけで表されることはまずありません。
母父の場合はリーディングブルードメアサイアー(略称:LBMS)といい、母の父の賞金ランキングになります。こちらはブルードメアサイアー(BMS)という単語は結構使われますので、母父=ブルードメアサイアーと憶えておくと良いです。
これらのランキングは年単位で一括りとされます。

新聞書籍等を用いて調べていただこうと思ったのですが、常時掲載しているものは見当たりませんでしたので、それらを扱っているサイトをご紹介します。

『netkeiba.com』
上段の競馬データベースからご覧になれます

いろいろ書いてありますが、憶える部分は父・母父の上位10位くらいまで(できれば20位くらいまで)の馬名だけで構いません、少しずつ憶えて下さい。
ランキング上位に対して知ってておくといいと思われるものは

芝とダートの勝利数を比較しての馬場適性
芝とダートの平均距離から見た大まかな適性距離

芝とダートの勝利数を比較しての馬場適性に関しては、芝とダートの勝利数に偏りがあるかどうかを知っておけばいいです。極端に違いがあれば少ない方への適正は薄いとであろうということが分かります。その程度を読み取れればOKです。

芝とダートの平均距離から見た大まかな適性距離に関しては、私から見た目安を記載しておきます。

【芝平均】
1200~1400m付近:比較的スプリント戦に良績
1500m付近:比較的マイル戦に良績
1700m付近:比較的中距離戦に良績
1800m付近:比較的中・長距離戦に良績
2000m以上:長距離戦に良績

この平均は勝利数が関係していて、新馬戦、未勝利戦や下級条件戦も含まれますこのあたりのレースで距離の長いものはそう多くはありません。またオープン、重賞であっても2400m以上のレースとなれば数は少ないです。適性距離と平均に大きなズレがあるのはそのためです。

【ダート平均】
1200~1400m付近:短距離に良績
1500m付近~それ以上:1600m~1800m、それ以上に良績

こちらは上記の芝平均の内容より日本の競馬の現状が関わります。
日本のダートは中央に限って言えば1800mまでのレースがほぼ全てを占めるというのが現状です。それ以上の距離成績になりますとそのほとんどが「地方参戦の結果」となります。ダートの平均の短さと、芝と比べた場合の分類の少なさはそれに起因します。

あくまで、データからこういう風に見ることが出来るということを、特に競馬ブックの系統で予想される方は憶えておくといいですよという程度です。基本的には新聞の適正から判断してください。それ以上に知りたいという方はいろいろ調べてみるのも悪くありませんよ。

リーディングサイアーに関しては上位であればあるほど、出走頭数の多さ、勝利数や重賞勝ちが多いということになり「活力のある血統」で「流行っている血統」と見ることが出来ます。
そして、リーディングブルードメアサイアーに関しては活力のある繁殖牝馬が多いと見ることも出来ますが、それ以上に「安定して良績を残す繁殖牝馬が多い」と見た方がいいと思います。
ですので先ほどもいいましたが、リーディングサイアー、リーディングブルードメアサイアーそれぞれの上位10位まで(できれば20位くらいまで)の馬名を憶えておく事の方が重要です。

と結構書いてしまいましたが、一度に全部はしんどいと思いますので、少しずつ憶えてください。
憶えておけばお得なことがあるもありますよ。血統からの判断はバカには出来ませんから^^

次回は日本の競馬に今なお大きな影響を与え続けている2頭の馬からの考察をしたいと思います。


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by TREview



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